紙は、繊維表面のみならず繊維内にも存在する空気と固体物質間(主にセルロース)の界面において、光が反射、屈折、散乱をうけるため、一定の不透明性を示します。
さらに透けない機能を強化することで、高い不透明性や、ある一定の不透明性を付与することができます。例えば情報用紙では、情報漏洩、裏面が透けることによる情報の誤認識を防ぐことができます。
原材料(パルプ)を選定して、製造上の工夫や填料とよばれる無機粉体を紙に内添し、それらをコントロールすれば、高い不透明度やある一定の不透明度を得ることができます。また、紙に不透明層を付与することにより高い不透明性が得られます。
技法:情報用紙
情報の誤認識が無いように、情報が逆面に透けて見えるのを防止する必要があります。
用途、情報処理方法により求められる不透明性が異なりますので、
それぞれに適した不透明性が付与されています。
また、圧着ハガキ用紙は、プライバシー保護の為、不透明性は必要不可欠の性能です。