紙は、揉む、こする、破る等の機械的外力が加えられると、微細繊維が脱落します。用途によっては填料と呼ばれる粒子が紙に内添されており、この粒子も一部脱落します。こうした紙粉といわれる脱落物を極力抑えることにより、クリーンルーム内で使用する紙、微細な脱落物が問題になる間紙(合紙)等に利用できるようになります。
脱落物のために、紙ではなく、フィルム・合成紙を使用している場合があります。フィルム・合成紙から塵の出にくい紙に切り替えれば、耐熱性が高い、静電気の蓄積が少ない、筆記性・印刷適性がある、コストに優れている等の利点を活かすことができます。
サイズプレスや含浸機などの加工機で樹脂を含浸すれば、紙粉の発生を極力抑えることができます。
当社は、塵の出にくい紙(クリーンペーパー)はもちろん、さらなる性能を付与したさまざまな無塵紙をご提案いたします。