紙は、使用用途によって、求められる強さが異なります。
破れにくい、切れにくい、破裂しにくい等、特に強さを重視されるケースもあります。強さは、原材料、薬品、製造方法等により、ある範囲で調整することが可能です。
必要な強さを紙に付与することで、現在のトラブルの解決や、他の素材からの切り替えができる可能性が広がります。
紙の強さは、繊維そのものの強さ、繊維と繊維の結合、繊維と繊維の絡み合い、これら3つの要素で決まります。
このため、原材料の選択、叩解とよばれる繊維の処理、薬品の付与、製造方法等により、紙の強度を調整します。ある特定の強度が必要な場合、それに対応した特殊な薬品を使用して、製造する方法もあります。
用途1:地図用紙
折りたたみに耐えられるよう、何度折っても破れにくい性能(耐折強さ)等が必要。
用途2:タグ(洗濯タグ、製品タグ等)
途中で紙が破れないよう、破れにくい性能(引裂強さ)等が必要。
用途3:紙バッグ用紙
使用中に破れないよう、穴が空きにくい性能(破裂強さ)等が必要。
これ以外にも、強さに特徴のある、さまざまな紙のご提案をいたします。