導入事例
ファンシーペーパー「TANT」を使用したパッケージ
茶商「株式会社中村藤吉本店」
クリエイティブ部 主任 村上華奈子 様
日本最高峰産地から届ける日本茶や、日本茶を使ったスイーツで人気の「中村藤吉本店」のパッケージにTANTを選んでいただいています。
クリエイティブ部 主任の村上華奈子様にTANTをご使用いただいた感想やご要望をお伺いしてみました。
※「TANT」とは日本国内最大数となる200色のカラーラインナップをもつ特種東海製紙のファンシーペーパー。
2019年に150色から200色へ増色しました。
お茶の風味やイメージをパッケージの“色”で表現する
——TANTはご存じでしたか?
村上様:はい。御覧の通り弊社の様々なパッケージに使用しています。色が200色に増えたことも知っていました。
メーカーさんにとっては色数が増えて大変だとは思いますが、弊社からするとTANTで選択できる色が増え
たので単純に嬉しいです。
代表的な商品だと「季節の詰合せ[空]」にTANTを使用しております。
私達がイメージしている「空」にTANTのどの色が近いか選んだところ、新色のI-67が明るい空のイメージ
に近かったので採用させて頂きました。
中に入れるティーバッグの組箱にもTANTの<180>を使いました。
中村藤吉本店の香味を代表する「中村茶」は、どんなシーンにも合わせてくれる飲み手に優しいお茶を
イメージして白系のN-7(画像キューブ下段右)、
爽やかで透明感のある風味の煎茶のティーバッグには黄色系のN-58(画像キューブ下段左)、
水出し専用に合組(ブレンド)した水出し煎茶には青系のN-68(画像キューブ上段)を採用しています。
渋味が少なく優しい風味の中に、こくと甘味があり、香ばしい香りが特徴のくきほうじ茶のティーバッグ
には黄色系のN-56(画像左)、焚き火のようなスモーキーな香りと素朴でやさしい味わいの京番茶は赤系
のN-53(画像右)がイメージにマッチ。
しています。
自社の商品に対するプライドと情熱を伝えるパッケージ
——パッケージをデザインする上で大切にしていることは何ですか?
村上様:受け取った相手がどのような物なら喜んでくれるかでしょうか。
私たちが自信を持って提供する商品を包むものなので、デザインには細部までこだわりたいですね。
私はデザイナーの経験は無いですが自分達の商品にかける想いは誰よりも強く思っています。
その思いから中の商品だけはなくパッケージにもこだわったというところでしょうか。
——パッケージにファンシーペーパーを使う理由は何でしょうか?
村上様:正直コストという面で単なるコートボール紙で製作しても売上って大きくかわらないと思っています。
でも前の質問と似ている感じになるのですが、私達が作り上げた商品を適当な箱に入れることは許せない
のですよね。
プライドみたいなものも少しあると思います(笑)
——今後TANTシリーズをお使いいただくにあたり、ご要望などはございますが?
村上様:正直に申し上げると緑系の色ラインナップがもっとあったら嬉しかったなというところですね。
お茶に拘りを持っている私達にとって緑色は非常に拘りを持っております。お茶についても
良質なものは「青い」、品質が損なわれたものを「赤い」など表現することがあります。
口ではどうしても表現できないのですが、緑は緑でもお茶の特有な緑はかなり独特なものなのです。
——本日は貴重なお話しをお聞かせいただき、ありがとうございました。
インタビュー・画像協力:株式会社中村藤吉本店様
使用製品:TANT I-67、N-7、N-58、N-68、N-56、N-53、H-50
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