「たねや」の和菓子箱に採用された「バガスシュガーF」――大切にするきもちに寄り添う素材
採用事例紹介 主要和菓子箱を全面リニューアル。環境配慮の取り組みの一環で「たねや」がパッケージ用紙に...
特種東海製紙株式会社
採用事例紹介
2026年パンフレット表紙――ブライダリウム ミュー
ブライダリウム ミューは、婚礼衣裳を中心に、ご新郎さまご新婦さま一人ひとりの結婚式に寄り添うトータルな衣裳提案を行っているブランドです。
ウエディングドレス・カラードレス・タキシードに加え、和装やリゾートウエディング向けのコレクションなど、式のスタイルや価値観の変化に合わせた衣裳を展開しています。
2026年のパンフレットでは、表紙に「レザック82ろうけつ」をご採用いただきました。
“手に取った瞬間”からブランドの姿勢や空気感が伝わる一冊として、紙の質感や重さ、触れたときの印象まで丁寧に設計されています。
今回はブライダリウム ミュー様が大切にされている衣裳提案の考え方や、パンフレット制作に込めた想い、そして「レザック82ろうけつ」を選んだ理由について、ブライダリウム ミュー マーケティングユニット柿崎様・佐川様にお話を伺いました。
——まずは、あらためてブライダリウム ミュー様はどのような事業を展開されているかお教えください。
ブライダリウム ミューは、婚礼衣裳を中心に、ご新郎さまご新婦さま一人ひとりの結婚式に寄り添うトータルな衣裳提案を行っているブランドです。
ウエディングドレス・カラードレス・タキシードに加え、和装やリゾートウエディング向けのコレクションなど、式のスタイルや価値観の変化に合わせた衣裳を展開しています。
単に衣裳をお貸しするのではなく、「どんな場所で、どんな一日を過ごしたいか」「どんな自分でその日を迎えたいか」という想いに寄り添いながら、衣裳を通して結婚式そのものをデザインすることを大切にしています。
——一人ひとり特別で個性的な結婚式が増えている中で、ブライダリウム ミュー様が大切にしていることは何でしょうか?
結婚式が多様化する今だからこそ、私たちが大切にしているのは「流行」よりも「本質」です。
一人ひとりの価値観や背景は違っても、「自分らしく、納得して選びたい」という想いは共通しています。
ブライダリウム ミューでは、その場限りのトレンドに寄りすぎることなく、長く見返したときにも「この選択でよかった」と思える衣裳であることを大切にしています。
ドレスや和装そのものの美しさ、素材、仕立て、背景にあるストーリー。
そうした本質的な価値を、丁寧に伝え続けることが、結果的に“その人らしい結婚式”につながると考えています。
——数ある紙の中から、「レザック82ろうけつ」を表紙に選んでいただいた理由とこだわったポイントを教えてください。
2026年のパンフレットは、これまでのように「その年のテーマを強く打ち出す」構成ではなく、改めてブライダリウム ミューらしさに立ち返る一冊として制作しました。
そのため、表紙には華美ではなく、静かな品格と奥行きを感じられる紙を求めていました。
レザック82ろうけつは、見た目に重厚感と高級感がありながら、触れたときにあたたかみがあり、主張しすぎず、内容を引き立ててくれるという点で、今回の方向性に非常に合致していました。
ページを開く前の“手に取った瞬間”から、ブランドの姿勢や空気感が伝わることを大切にし、その役割を担ってくれる紙として選定しています。
——今回のパンフレットに限らず、制作するパンフレットについてどのような点を大切にされていますか?
私たちがパンフレット制作で最も大切にしているのは、「読み終えたあと、どんな気持ちが残るか」という点です。
情報量や視覚的なインパクト以上に、手に取ったときに感じるワクワク感や高揚感、触れた瞬間に伝わるブランドの信頼感、自然と「この場所に行ってみたい」と思えるきっかけといった、感覚的な余韻を大切にしています。
その中で、紙は単なる情報を載せるための素材ではなく、ブランドの姿勢や価値観を、最初に伝える媒体だと考えています。ページを開く前、言葉を読む前に、「どんな質感か」「どんな重さか」「どんな手触りか」。その第一印象が、そのまま冊子全体の印象につながるためです。
ブライダリウム ミューでは、撮影のディレクション、モデル選定、撮影場所、構成、冊子全体のイメージ設計、デザイン制作・入稿、その後のプロモーション活動、紙媒体と連動したWEB制作までを社内で一貫して行っています。
そのため、「どんな世界観を、どんな質感で届けたいのか」という段階から紙の選定を考えることができ、写真やデザインだけでなく、素材そのものも表現の一部として組み込むことを意識しています。
WEBやSNSが主流の時代だからこそ、紙でしか伝えられない「間」や「余韻」があると感じています。
めくる速度、手触り、重さ、光の反射。
そうした要素が重なり合うことで、初めてブライダリウム ミューらしい体験が完成します。
紙は、その体験を静かに、しかし確実に支えてくれる存在であり、私たちのものづくりに欠かせない重要なパートナーだと考えています。
——ブライダリウム ミュー様の長い歴史の中で、デジタル化など社会のありかた、結婚式のスタイル、新郎新婦の出会い方などさまざまな変化があったかと思いますが、今も昔も変わらずに大切にしている想いはありますか?
結婚式のかたちや、新郎新婦さまの出会い方、情報の受け取り方は大きく変わってきましたが、「大切な一日を、心から納得して迎えてほしい」という想いは、今も昔も変わりません。
衣裳は、結婚式の主役である新郎新婦さまの人生の一部になるものです。
だからこそ、効率や流行だけではなく、手に取ったときの感覚や、選ぶ時間そのものも大切にしたいと考えています。
紙のパンフレットを作り続けているのも、そうした“立ち止まって向き合う時間”を大切にしたいからです。
これからも、時代に合わせて表現は変えながらも、人の気持ちに寄り添う姿勢だけは変えずに、ブライダリウム ミューらしいものづくりを続けていきたいと考えています。
——取材時には、過去に制作されたこだわりのパンフレットも拝見いたしました。
今回お話を伺った柿崎様、佐川様のお二人はパンフレット制作工程全般に携わられています。
弊社がお持ちした見本帖やサンプルをご覧いただく際にも、一枚一枚の色や質感、手触りを丁寧に確かめられており、その真剣な眼差しが印象に残りました。
その姿からは、パンフレットを単なる情報発信のための冊子ではなく、ブライダリウム ミュー様の世界観を伝える大切な表現のひとつとして捉えられていることが伝わってきました。
紙を選ぶ時間もまた、新郎新婦さまが心から納得できる衣裳を選ぶ時間に通じるものがあるように感じます。
ブライダリウム ミュー様が大切にされている「その人らしさ」や「納得して選ぶ時間」。
その想いを伝えるパンフレットの表紙として、「レザック82ろうけつ」をご採用いただき、ありがとうございました。
デジタルでの情報発信が広がる時代においても、手にとることで伝わる質感や余韻があります。
新郎新婦さまが大切な未来の一日を思い描く瞬間に手にとられるパンフレット。
その紙の重さ、手触り、光の受け方は、言葉になる前の印象として、ブライダリウム ミュー様の世界観を静かに伝えてくれます。
紙選びに丁寧に向き合う姿勢は、きっと、新郎新婦さまが衣裳を選ぶ時間にもやわらかく寄り添っているのだと感じました。
■取材協力
| インタビュー協力・画像提供 |
■用紙情報
| 表紙 | レザック82ろうけつ しろ 四六判215kg |
| 印刷 | オフセット4c印刷 |
サンプルのご請求
「レザック82ろうけつ」は印刷見本ツールに収録されております。
質感・刷り上がりを実際にご覧いただけるサンプルをご用意しておりますのでリンクの記事からお問合せください。
(見本帖のご請求は、法人・デザイナーの方が対象となります。)
ファンシーペーパー・高級印刷用紙の印刷見本セットのご紹介|特種のタネブログ|特種東海製紙
―この記事を書いた人
根木 美佳 特種東海製紙株式会社 デザインマテリアル営業部 営業一課
ファンシーペーパーを扱う営業部門で、プロモーション・販促活動を担当。
大学では日本文学(近世・江戸)を専攻し、庶民文化の広がりや実学書の普及における「紙」と「印刷」の役割に強く惹かれる。
卒業後は音楽・映像業界向けのパッケージ印刷会社で営業を経験し、紙という素材の持つ力と可能性にますます魅せられて現職へ。
紙の魅力を広く伝えるべく、日々奮闘中。「Mr.B」と「レザック96オリヒメ」と同い年(1996年生)で、推し紙は「岩はだ」あさぎ!
趣味はお笑い鑑賞とウクレレ。